アンパンマンとバイキンマン

やなせたかしが描くこのアンパンマンの世界は日本の子供にひとつの世界観を与えている。僕は思う。
それは善悪の二言論を分かりやすく説明している。どうみてもバイキンマンは悪でありつづける。

バイキンマンは、部下のカビルンルンたちに豊かな生活をさせようと村にいっては必死にエサを取ろうとしている。しかしアンパンマン的な正義の前ではいわれのない罪でいつも殴られ虹のかなたまで飛ばされてしまう。

バイキンマンとアンパンマンの所得の差も明確である。
バイキンマンは木も生えない岩山の奥にひっそりと暮らしている。町での生活に憧れながらもとけこめずいつまでも生活の質は向上しない。
アンパンマンたちがひらく6カ国会議協議に参加すべきがバイキンマンも熟考して外交を考えている。

一方、街のカバオくんはアンパンマンを絶対の神様でもあるかのように信仰する。
アンパンマンが守ってくれるから安心だ。僕たちは平和だ。いざとなったらアンパンマンが出てくれるもん。だからアンパンマンが動きやすいように沖縄はアンパンマンに使ってもらおう。厚木も飛行場にしてください。どうぞよろしくおねがいします。

僕らはいつのまにかアニメを通してカバオくんの立場になっている。いや、バカオ君だ。

アンパンマンのマーチの歌詞を思い出す。
♪愛と勇気だけが友達さー♪

アンパンマンはけっしてカバオ君を友達とは認めない。