ネット選挙解禁という世の中の動きのなかで、私が考えたものを今後のためにまとめておきたいと思います。 1、メディアの利用 ネット選挙解禁にともない多くのネットメディアが出現してきた。 この時期に日本にもハフィントン・ポストが上陸し、言論の空間が広がった また、LINEがおこなっているBLOGOSや、NPO法人ドットジェイピーが2006年から 開始しているYahoo!みんなの政治などネットメディアも増えてきた。 各メディアの役割で感じたものを書いておく (1)政治メディアの台頭 tumblr ハフィントン・ポスト BLOGOS これらは、選挙期間中により多くのテーマを熟議するための土台として 起稿してきた。それぞれのメディアでの発信がおそらく数万PVだったことと思う。 (2)旧メディアの利用 そうといっても公式WEB・メルマガ・Wikipediaなどの既存のメディアがまもりとしては 重要であると考えた。 公式ウェブは更新頻度がものをいうので、更新が簡単にするようにwordpressを導入し 記事投稿がスタッフ内で誰でもできるようにした。また、動画コンテンツが多くなるので トップページにも動画が出しやすい工夫をした。 (しかし、選挙間近になるとアクセスの集中が起こり急遽サーバーを引越しをすることが余儀なくされた) メルマガは、リストの数が重要である。メルマガは反応が一番わかりやすかった メルマガは選挙における名簿くらい重要なものになってくると思う。楽天でのR-mailのようにセグメントしたり 工夫をすることが今後必要となるだろう それからWikipediaも重要である。客観的な視点での評価になるためこちらもウォッチしておく必要があった (3)映像メディアについて 映像は、一番情報量が多いため今回でも多く用いられた。 候補者のCMだけにとどまらず、対談の様子を積極的に配信していった。 これまでのテレビ討論であれば、選挙の論点は多くて5つ。それ以外は取り扱うのは不可能だった。 しかしネットでの情報であれば、病児保育やワークライフバランス、発達障害など多様な社会テーマについて とりあげることができた。対談の数は50を超えた。この期間での熟議は意味があったものだと思える これらは、早い段階でテキスト化して、拡散される工夫が必要だった。この点での取り組みが遅れたのは 私のミスであった (4)SNSの利用 SNSとして、facebook、twitterが多用された。匿名性の低いFBでは、誹謗中傷はすくなく健全な議論ができたが より多くの人への発信という意味では、twitterが効果的であった。 twitterなどで拡散されるのは、どちらかというとネガティブなものや不安や恐怖をあおるものが多くリツイートされた。 SNSの役割は、仲間づくり・告知・公式WEBへの導線にとどまったのではないだろうか。 2、映像メディアの可能性 (1)ニコ生・Ustream・Twicast 演説を撮影して、配信する仕掛けは多くの候補で取り組まれた。 街宣の様子をUstreamで配信し、対談などは視聴者の声をあつめるためにニコ生での対談を行った また撮りためた映像は、Youtubeチャンネルで公開し、それも述べ数万のアクセスを集めるに至っった しかし、映像はより拡散していくためにもTwicasとの相性が良いことがわかった。 (2)機材 映像配信において必要なものは、カメラ・通信機材である。 利用したものは、スマートフォン・Liveshell・ATEMである。 どれも特性があるが、スタジオ機能であれば一度blackmagicのATEM Production Studioで 組むことをおすすめする。20万円ほどで簡単なスタジオが作れる 3、伝える相手を考える メディアはあくまでも視聴者がいて初めて存在する。 この期間に多くのメディアが誕生したが、どのメディアをとっても、政治オタクやどちらかといえば 偏差値の高い知識人にばかり相手にしていたように思える。 投票行動にネットを利用したのは、人口の10%にとどまり、発信するメディアを変えても結局とどく相手は かわらなかったのではないか。という疑念が残る。 毎週月曜日にジャンプを立ち読みしているようなサラリーマンには届かなかったのではないだろうか 4、コンテンツ 「何で」伝えるか、よりも「何を」伝えるかが重要である。 政策・人格・応援する仲間、それぞれ意見・主張があるが、いろいろ試みた中で、人柄をつたえるしかけとして 100時間生放送を行ったのは面白かった。表現の自由を守るために尺八を演奏したり、ダンス規制法を考えるために ラッパーが訪れたり、「これがネット選挙か。考えてたものとちょっと違うなぁ」というコメントが寄せられた。 その様子については、このブログが事細かに説明している 錦見たすくさんのブログ   5、結果 熟議は感情に敗北した 高尚な議論やテーマ設定よりも、より身近な感情で人は投票した。 原発などのテーマは、その撤廃までの方法よりも、危険性を煽ることで人々の関心を集めた。 政治とは、対立する意見のなかで、どちらかに「決めていく」ことである そのための議論をする前に、不安をあおり、現状を批判するだけのものが注目を集めたのは残念でならない 音楽にのせてネット選挙の一役ヒーローになった三宅洋平氏。彼のメッセージは人の感情には届くが 彼が政策立案過程で活躍するとは到底思えない。メッセンジャーは政治家に必要な要素だが、政治家になる 十分条件であってはならないと思う。 彼の横に誰がいるのか?が今後問われていくだろう。 6、チームビルディング 選挙において、若年層の投票率が低い理由は下記の3つだと私は考えている 1、候補者が、金銭的に余裕のある老人が多い 2、ボランティアに関わることができるのは、基本的に暇なおっさんばかり 3、教育課程で、現代社会くらいから政治は歴史の勉強から外されているため (学生運動の流れから、学校と政治は遠ざけられてきた結果) そのため、選挙に若者は、係ることが少ない。 「選挙にいこうキャンペーン」が随所でみられるが、私は懐疑的である。選挙に行くことが目的ではない。 選挙で、何を選ぶかをちゃんと伝える必要があると思う。 選挙戦は団体戦である。主義主張・立場・考え方・世代・バックグランドそれぞれが全く異なった人たちが コラボレーションできるような場作りが必要である。それらは個別具体的な話になるので割愛する 6、未来への希望 「選挙期間は、未来を考える期間」 そこは、テーマを設定するだけでなく、自分の考え・相手の考え・そしてその妥協点を見つける場。 であるからして、それらを考える場所を作る必要がある。 この選挙期間に2つの取組みをしていた。 それが下記の2つである。そして最後のひとつが私の考えていることである。 ■ソーシャルシンクタンク 自分の意見が、どの政党・有識者と近いのか判断できるものである。 政党とのマッチングサービスはあるが、私はそもそも政党政治に懐疑的である。 現代のような多種多様なテーマに、統一見解をもつ政党は存在するのだろうか? 政党ではなく、個人でえらぶ。その個人が議員となり、熟議して法律をつくるのが理想だと思う。 また有識者と呼ばれる人たちもどの立場から言っていることなのか理解に苦しむことがある。 自分の頻繁に触れるメディアがどこかの立場によっている発言だと気づかずに見ていることもある 俯瞰して自分の立場を考え、対立する相手の意見に耳を傾ける、そんなメディアを作って行きたい。 ■クラウドファンディング 政治家へのクラウドファンディングである。お金をもってないと立候補できないのではずっと構造は変わらない。 また、メディアが注目される人だけが活躍するのもおかしな世の中だ。 お金をもってなくても、考えがしっかりしていて、仲間がいっぱいいる人に資金があつまる仕組みを作っていきたい こちらは仲間と作成中である ■人間接着剤 これは、現在考えているものである。 誰がどの人を応援しているのか、また信頼のおける友人はどの人を信頼しているのか(そしてその逆)がわかるような 仕掛けを作っていこうと思っている 備忘録として、書いたがヌケモレがたくさんあるし、きっと誤字脱字も多いと思う。 が、殴り書きでも今残しておきたい思考なので掲載しておくことにする。...