今学期

今学期に有意義だと思える授業について
1、探索的モデリング
2、意思決定論
3、不確実性と情報

この3つは面白い。
ネットワーク論、社会科学論とでもいうのだろうか、いや既存の学問領域では収まらないようだ。教授に「これなんの学問に入るのですか?」と聞いたら、「こんなこと教えてるのないからねー」といっていた。笑止!

20世紀後半以降、大学の制度化された諸学問を体系的に学習する学問モード1から問題解決のために横断的に分散した学問を学ぶモート2という知識の生産方式に変わってきているとギボンズはいう。
これは大学のマス化が原因で、ほとんどの人が大学にいくようになって知的な人間が過度に増えたために可能になってきた。

公文俊平が再来週くらい授業にくるというのが非常に楽しみである。
情報社会科学序説という本を縁あって読むことができた。この本はあと3回は読まないと理解できない部分が多すぎるのだが、知に満ち溢れている。

特に彼の言っていることで、気になったことは軍国主義では軍事力で争う「威のゲーム」が関心の的になっていて、産業時代には経済力を問う「富のゲーム」が主流だった。しかし、いまはそれも変わろうとしているという。「智のゲーム」である。知識を創発していくことがもっぱらの注目であり、主役はオタクのような存在であるスマートモブス(賢い群衆みたいなの)だ。

富のゲームについては今後、国民的関心は次第に減退していくと論じている。富のゲームという表現はいかがと思うが日本テレビのエントリーを書かねばならない。これも富のゲームだろうか。
大学での知的財産よりも発想力やコミュニケーション能力が問われる就職活動。知的生活をいかに送るかが問題となってくる。

「後悔ちんぽ勃たず」である