つらつらと

昨夜は旧友とZAMAでアルコールを飲んだ。
境遇の違う僕らをバーのマスターが粋な酒でもてなしてくれた。
「クリスマスに再会したときのイメージでお酒を作って下さい」

さて今日なのだが、やることもなくWOWOWで放映されてためておいた映画を観た
一つ目がこれ「宇宙戦争」

監督のスティーブンスピルバーグはスターウォーズで有名なジョージルーカスと仲良しで、インディージョーンズシリーズを一緒に作っていた。
この映画はスターウォーズ3と同時期に公開されて話題となっていたので、見てみた
アメリカ映画だと思った。それ以上でもそれ以下でもない。

平凡な生活⇒急に起こる災難⇒家族の愛⇒平穏な生活
という順序をきちんと踏んでいる。
この前みたなんだったか、地球温暖化でNYが大雪に見舞われるみたいな映画とかもそうだし、アルマゲドンとかもこのタイプである。

非常に分かりやすいが、バカばかしくてならない。
とくに宇宙戦争(war of the world)と銘打ちながら、宇宙人が地球を侵略するという話。しかも出てくる未確認生命体も大体、いつもどおり。
いつも思うのだがエイリアンの類には目があって、二足歩行で、肉食(大抵人間をたべる)というのが、なんでお決まりなのかということである。
人間が考えうる生命というのがこんなにも狭いということに驚かされる。

そして絶望の果てに、家族愛を見せるにしても多数の犠牲を払うのに主人公の家族だけ誰一人かけないという事実が不条理でならない。
JOJOのようにパーティがほとんど死滅するのはたまらない。

2作品目は「蝉しぐれ」
これは、昔の日本の男女のすれ違いと武家の苦悩を描いている。
風景描写はとてもきれいでならないのだが、テンポが悪かったなぁ。

最後がドラマでやっていた「祖国」

戦争で生き残っていた残留日本兵がミクロネシアで生活していて、現地の生活を60年間していた。そこに日本のサラリーマンがやってきて。という話。

最後に
「まだ戦争は終わっていない」
というフレーズがあって、山田洋次監督が伝えたいメッセージがここに集約されている気がした。

ある会社の社長が言っていた。
「私たちの生活はわたしたちの親の世代が命がけで築き上げてきたものです。その生活を蝕み、リスクを負わないで生活することは親の世代を冒涜していることになります。」

アメリカ人にケツの穴を差し出す日本人に未来はない。