冬を愛する人へ

もう?いくつ寝ると?お正月?♪

今日は家の前でプラトンさんに会った。
プラトンさんはなにやら難しそうな顔をして、考え事をしているようだった。
そっと横を通り過ぎようとすると、「ちょっとそこの君!手に持っているものを見せてくれないか?」
といってきたので手にもっていたipodを見せた。
「なんて美しい形なんだ。まさしく美のイデアをもっている。」
となんとも言いづらいコメントを残した。

イデアとは何かとたずねた。それは永遠に不滅の精神世界にあるものらしい。上戸彩は美しいが50年後は美しいとは限らない、美のイデアはどんなときがたっても永遠に美しいものとするらしい。

ぼくは片言でうなづいたが、プラトンは話し続けていた。
ぼくは嫌気がさして、立ち去ろうとすると、プラトンは神妙な顔をして僕にいうのだった。

「行かないでください。僕は昔から考え事が好きだったわけではありません。これは恥ずかしいことなんですけど、実は昔、プロレスラーをやっていた時期があるんです。それで、今のことなんですが、プロレスを日本でもう一度やらないかと、なんでしたか?あっそうそう、モンスター軍の高田さんに誘われまして今来てるんですよ。来たはいいものの、実際に見てみるとインリンもかわいくないし日本のファンは臭いのでどうしようか今迷っているんですよ。えっ!難しい顔に見えたって??そうなんです。私かんがえると顔が怖くなってしまうんです」

プラトンは実際イデア論とかどうでもいいらしい。考えても女はできないだろう。だからやめたらしい。
僕はプラトンに、やるならハンドボールがいいだろうと薦めてその場を後にした