斜めから見た世界

恩師が世界を斜めから見ている人間が好きだと言っていた。
あぁ、そのレベルになると世界は斜めから見れるようになるのか。

今日は満月だ。
お月見をしたヒトもいるだろうか。

僕は前も言っていた”未来を変える80人”という本のあとがきにあった一節が端的に今のぼくらをあらわしているようでひっかかった。

記しておこう。

彼ら(社会起業家orそういう会社で働きたいと願う若者)が求めるものは、「人生で」成功することよりも、「人生を」成功させることなのだ。
もしかすると、こうした若者たちは裕福であり、(地球上の資源の80%を消費しているという世界人口の6分の1の人間に属しており)教育を受け、自由である(法治国家、民主主義の国民である)という自分たちの恵まれた環境を意識しているのかも知れない。こうした快適な状況にある以上、この快適さを享受できずにいる人たちに対して後ろめたさを感じているのだ。確かに世界人口の6分の5のの人たちが残っている。日々の生活に追われている人たちが未来のことを考えられるだろうか。教育を受けられずにいる人たちや、ものを考えることさえ犯罪になる世界で暮らしている人たちが未来のことを考えられるだろうか。

インターネットの発展がこうした意識を加速させる。・・・(略)
自分たちの関心と別世界の人の関心を比べるうちに切迫した社会や環境の問題についてこれまで以上に意識することになったのだ。みんなが共有する未来に対して共同責任があるのだから行動しなくてはならない。という意識が若者の間で高まりつつある。政治的な力だけではこうした問題を解決できないことも分かっている。

われわれ若者が未来を切り開く。
破壊ではなく創造の学生運動を導きたい。