ただいまぁな

授業もいっぱいさぼって、さんざん人に迷惑をかけたけど、京都に行ったことは正解だった。

刺激たっぷりな京都だった。
京都でスタートした地球回廊は学生の手でどんどん発展していくと思う。

正直そういう芸大の環境をうらやましいと思ったけど、世界とつながる窓をSFCに持ってこれるように活動に力を入れようと思った。
力になってくれる仲間を探します。

芸大の学生と混じっていろいろできたのも良かったけど、それ以外にも京都の町を堪能できたのも良かった。京都は座間と違って、坂がないからチャリが最高に気持ちがいい。造形大の人に借りたチャリで町を行ったりきたり、昔ながらの街並みは見ていて飽きなかった。

「最近、はまっていることは?」
と聞かれたら
「坐禅」
って答えるほど坐禅も京都は良かった。

早朝、少し肌寒い町に出て、大徳寺という寺で坐禅をした。
こればっかしはたまらない。

禅を組むと邪心がいっぱいあることを実感する。嫌なこと。めんどくさいことが頭をめぐる。

1時間そんな風に考える時間を持つことがたいていないから、僕はそういう時間を堪能することにする。

それからとまっていたところはアングラ要素たっぷりの宿舎で、築60年の家を改築したというか、屋根裏を取ったみたいなつくりで、その空間が眠る場所になっていた
朝も夜も旅人と家主たちがみんな集まっている。

僕は茶を沸かして、みなさんに配る役割を果たした。

そんな感じだった京都は終わりじゃなくて始まりの合図だったようだ