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祖母の四十九日に参列した。
豪快で美意識がたかく家族を愛した祖母は偉大な人間だった。
そして、現在94歳の祖父もまたなにもない戦後の焼け野原で
会社をつくり3代もつづける礎を築いた偉大な傑物である。

「妻がいなくなった今、この家にいる必要はない。家のものは全部やる」
と宣言した祖父の決断に経営者の即決力に感服する。とともに大阪の家が
なくなることに少し寂しさが残った

必要のなくなった骨董品や宝飾類を豪快な家族が仲良く分けている。

正直、不必要なものをもらう必要もなく、また家に持ち帰るスペースもない
私は、値打ちのはる(であろう)骨董品ではなく、本を持ち帰った。

その本の中に「土井三吉追悼録」という、父方の祖父の追悼本が
あったので家に持ち帰ることにした。

これが思ったより面白かった。
兵庫の代議士の家に生まれた祖父が、軍隊に入り、27歳で終戦を迎え
28歳から鹿島建設に入社して、第1回参議院選挙の時に創業者の
鹿島守之助の政界進出を選挙参謀として成功に導いた人生の物語を
親交の深かった50人が思い出と共に描き上げたものである。
(今年の7月の選挙は第23回にあたる)

自費出版だとのことだが、こういうことを残す通例でもあるのだろうか。
28歳で軍人から企業人になった祖父と今、同じ年齢に達している。

この数日で2人の祖父の人となりを知る事ができた。
そしてそれを支えた2人の祖母を知ることができた。

彼らの生き様は間違いなく両親に受け継がれ、私にも
受け継がれているのであろう。

私の将来の目標の一つに、祖父のように追悼録に書ききれないくらいの
エピソードと、それを書いてくれる友人をつくることにする。

27歳の歳を変化の時にして行こう