太陽とシスコムーン

太陽の中、寝ては一日が終わってしまうと思い無理して部活にでた。部活は短くおわり暇になった。寝ては一日が終わってしまうと思い、みどりやという高校のそばにある駄菓子屋にいった。僕の将来の夢は定年後、駄菓子屋を開くことです。
ばばあは相変わらずお菓子を売っていた。「俺のこと覚えてる?」って聞いたら「大人になったからわからないよぉ」とはぐらかされた。そういうおちゃめなところがあるからかわいい。
みどりやのおばちゃんは白内障で来月手術するんだって。成功するらしいけど心配だよぉ。本当に。

だから、「きっと大丈夫だよ。おばちゃんには元気をもらったから僕らが元気を分けてあげる」といってあげた。それで駄菓子を大人買いしてあげた。そしたら、久しぶりに来てくれた御礼に10円分すきなのをとっていっていいよっって言われた。
「たかが十円。なんて思わないよ。おばちゃん。ありがと。気持ちがうれしいよ。」

そんで今日は八ちゃんラーメンに行った。横浜隼人高校の脇にあるラーメン屋で毎月8のつく日8日18日28日はラーメン一杯200円になるので、日付があうと行くことがあるのであ?る。

食事を終えると太陽がサンサンと照っていたので、僕は気持ちがよくなったので茅ヶ崎の公園に一人で行った。木陰に入り、うとうと昼寝をした。回りでは仲のよい家族が遊んでいた。そんな家庭をいつか作れるのかなって思ったような思わなかったような。そんな午後。気まぐれな太陽のせいで木陰は常に位置が変わり、日に焼けた。

目を覚ますと、海が見たくなった。茅ヶ崎の海にでた。サーファーがいっぱいいた。海は汚かった。太陽のひかりを浴びて海水と打ち上げられたペットボトルがキラキラ輝く。
腰を下ろし、海を眺めていた。

夕暮れどきになったので僕は岐路にたった。相模川沿いに帰るコースを設定した。もちろん、コースからずれるから結局は適当だった。

途中に気がついた。携帯がないことに。
帰りの運転中に電話にでた記憶があることから、どう考えても僕の左のポケットから携帯は落ちたに違いない。音楽聴いてたし、徹夜明けだったので落とした音に気がつくはずもなかった。

探したさ、でも結局見つからない。だから、僕の電話に連絡しても今はつながりません。
中学校からのメモリで500件近くあったダイヤルが、一気になくなった。

本当に太陽は罪なやつだ