ひげ

僕はひげを伸ばしていた。
ひげを伸ばしていると大人っぽく見てくれるので、うれしくて伸ばしていたりしたんだ。
屋久島に旅に行ったときからずっと剃らないで大事にしていた

3センチくらいに伸びた僕のかわいい髭なんだけど、今日きれいに剃ってしまった。髭。髭。卑下。

あさって大事なプレゼンがあるので、思い切って剃っちゃったんだけどなんか少し物寂しい感じ。
あぁ?あ

僕の高校のときの部活では、”ひげ”は最大の汚点だった。
というのも、一つ上の学年にちっちゃいおっさんみたいな先輩がいて、髭がいつも無精ひげっぽく汚く生えていて、あだ名は”マリオ”だった。

マリオは練習になると高音の声で掛け声を出すんだ。だから、それがうざくてうざくて後輩の僕らは陰で悪口を言ったりしたんだ。
マリオは女好きで女子ハンドと練習が一緒にやるとなると異様に力を出すんだ。
女子に積極的に体でぶつかってディフェンスをする。いやらしい
いつも学食ではカレーを食べていた。230円だったっけ?
そんなマリオは今は東北にいるらしいけど、また会うこともあるのだろうか
「いつか話せよ。また出会ったなら♪」

僕らの間ではひげを伸ばすと、マリオのように扱われるので髭を伸ばすことはタブーだった。
それはイスラムの精神と対立する考えである。なんちって

マリオは語ればキリがないんだけど、髭はダメだった。髭はやっぱりダメだったんだ
だけど、それはそれで、かっこいい髭もあるんだって思う。

今、森達也監督作のオウム真理教のドキュメンタリー「A]を見てるんだけど、なんだかなぁ

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