屋久島の縄文杉の前の話

僕らが到着した杉の木の前で、ガイドらしき30代前半の男性が話しをしているのが聞こえた。似非関西人だ。
「こういう自然を見てるとさぁ、本当に大切なものがわかるんや。コンビニじゃ簡単に食べ物が買えるけど、本当の贅沢ってのはそういうんやない。お袋のつけた梅干が本当は一番の贅沢なんや!」

といってる彼が僕らには、その壮大なスケールの美を汚しているように感じた。
なぜなら、その男は若い女の子2人に向かっていたからだ。

下半身が興奮していたかどうかは定かではないが、”こんな自然の好きな俺を好きになってよ”みたいなニュアンスが出ていたので、幻滅した。

真夜中に滝を見に行った。
仏陀もDTも関西人も、夜の闇の静けさと自然の壮大さにやられた。

やっぱそういうところに行きたいよね?行きたいよね?
縄文杉の前にいた男のようなアピールをしてがっつくのもよしか!